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2018年インドの旅④

ウッタルカシのスワミジのアシュラムに到着しました。
デリーやリシケシの喧騒を離れ、静かで澄んだ空間は気分を落ち着かせてくれます。
建物はかわいい感じで、お庭も手入れされ、綺麗な草花が植えられています。
アシュラムのすぐ前をガンジス川が流れていて、川の音が心地良く響いています。
 
実は数年前、この川が氾濫し、何万人という方がそのとき亡くなったそうです。
このアシュラムも危うく流されるところだったとのことでした。
滞在中は何度も停電になり、夕方には雷が鳴ることも多かったです。
自然環境の厳しさやインフラの弱さなど、山奥に住むということは、美しい自然に囲まれるというだけではなく、生きることの困難さも併せ持っています。
 
スワミジのお話で「生きる意味は、自分が何者かを知ること。努力するべきことは、忍耐」というお話をされていました。
自分の思い通りにならいことが起こったとき、忍耐が必要であると。
 
自分の中に起った感情・葛藤などを、自分で制御・消化できるようになることが、最終的なヨガをする目的なのだと思っています。
そこに向かわなければ、瞑想も哲学もあまり意味がないのかなと。
ただそこには、やはり「忍耐」が必要であると、当たり前ですが、ホントのことをドーンと放り込まれた感じ。
ヴェーダの世界は完成された世界なので、答えが明確な分、遊びもなく、ストレートに表現されます。
 
日本で哲学を勉強するのとは、またちょっと違った感覚です。
このことについてはこれからもいろいろ体験することになりました。
 
みたいな(=゚ω゚)ノ