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呼吸の深まる感覚

今年の3月に、Union Yoga Japan 児玉俊彦先生(Toshi先生) の呼吸法講座を卒業して以来、自分のペースで呼吸法を行ってきましたが、10月頃から呼吸が変わってきたのを感じられるようになりました。
 
たくさん吸ったり吐いたりできるようになったとか、長く息を止められるようになったということではなく、質的な変化です。
 
Toshi先生が良くおっしゃられていた「サットヴァ」な感覚(簡単に言うと「心地良い感覚」)も、あぁこのことなのか、となんとなく理解できるようになってきたと感じています。
 
伊藤武先生の『図説 ヨーガ大全』P259に「プラティアーハーラ、ディヤーナ、ダーラナー、サマーディという言葉によって説かれているものは、段階的な修習によって完成していくプラーナーヤーマに他ならない」(『ヨガ・チンターマニ
』)と書かれています。
 
呼吸法(プラーナーヤーマ)の感覚が変わってくると、プラーナーヤーマ、プラティアーハーラ、ディヤーナ、ダーラナー、サマーディが、それぞれ別の、独立したものではなく、シームレスに感覚の変化の段階なのだというのが、実感として理解できるような気がしてきました。
 
こういった感覚が出てくると、実修と学習(哲学など)がリンクしていくのが感じられます。
 
個人的には、呼吸法は心地良さや自身の変化を感じるまでに、アーサナより時間が掛かると思うので、なかなか実修されている方も少ないのではと思っています。
 
現在、ヨガの人口も増え、長く練習されている人もたくさんいらっしゃいますので、八支則で言うアーサナの次の段階、呼吸法(プラーナーヤーマ)を行う準備の出来ている方も大勢いらっしゃると思います。
 
是非、ご自分の練習に呼吸法も取り入れてみてください。
 
みたいな(=゚ω゚)ノ