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ヨガの瞑想とマインドフルネス

「マインドフルネス」って言葉、ヨガ界隈でも良く聞かれるようになりましたね。

マインドフルネスは原始仏教の伝えるヴィパッサナー瞑想を元にした瞑想方法ですので「ヨガの瞑想」ではありません。
「ではなにが違うのか?」というと、背景となる哲学が違うこと、そのため瞑想中のマインドというか、意識の持ち方、方向性が違うようです。

例えば、ヨガではシャヴァーサナ中に寝ても、瞑想中眠くなっても怒られませんよね?。瞑想と睡眠状態を似たものと捉え、肯定的に考えます。
でも座禅でウトウトすると警策でパシッと叩かれますよね。
どちらが良い悪い・正しい間違っている、ではなく、やっていること、瞑想に対するアプローチが違うということのようです。

マインドフルネスも実は種類がいつかあるようなのですが、一般的なものはヴィパッサナー瞑想から宗教色を排し簡略化したものですので、背景となる哲学を考えたり、思考や意識などをそれほど深めようとしないなら、ヨガをしながらマインドフルネスを行っても特に問題ないのだと思います。
ですが「瞑想を深めよう!」と考えるなら、ヨガをされている方ならヨガの瞑想をするのをおススメ致します。
私の経験からも、その方がいろいろすんなり瞑想が深まるかと。

実際にヴィパッサナー瞑想合宿に行くと、ヴィパッサナー瞑想は「ヨガではありません」と明確に区別されますし、ヨガの瞑想を長年されている方は合宿への参加を断られるそうです。
ヴィパッサナー瞑想指導者のゴエンカ氏の著書にも、体操としてのヨガや呼吸法は良いが「マントラやイメージを使った瞑想は、ヴィパッサナー瞑想と相いれない」と書かれています。
頭の混乱を避けるためなのだと思います。

個人的には仏教の本を読むのは好きですし、ヨーガスートラにも関係しますので、因縁・十二縁起・四諦八正道・四念処・五蘊や空・説一切有部・唯識論などの哲学も深く勉強していきたいと考えています。
でも自分の瞑想は、ヨガ哲学に沿って、ヨガの瞑想を行っています。

なかなか文章にし難いこともあるのですが、もし詳しい話を聞きたいという方がいらっしゃいましたら、今度の日曜(12/15)、大津京のヨガスタジオ「koiki」さんでティーチャートレーニングの無料説明会を行いますので、是非ご参加ください。

@yogastudio.koiki
https://yoga-koiki.com/

当日無料説明会の前に、ティーチャートレーニングのメインティーチャーであるKumi先生のワークショップ「バランスのポーズを楽しむヨガ」が開催されます。
無料説明会に参加いただくとこのワークショップも無料で受講できますので、お暇な方は遊びに来てください。

よろしくお願いします(=゚ω゚)ノ