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池波正太郎『剣客商売』

池波正太郎『剣客商売』。
ご存知でしょうか?。

藤田まことさんが演じた時代劇が好きで、暇だし小説にも手を出してみようかと📙

主人公の秋山小兵衛は60歳の老剣客で、人生の達人と言われる世間の表裏に通じた好好爺。
息子の大治郎は24歳、剣の腕は達つが、まだ青臭さの残る好漢。

数年の武者修行を終えた大治郎は江戸に道場を構えるが門弟がひとりも集まりません。
そんな大治郎に小兵衛は一言。
「剣術は商売さ」
剣に命を掛けて修行を続ける大治郎は、
「商売ですか…」
と納得いかない様子ですが、
「そのつもりでおらぬと、餓え死にをするぞ」
と小兵衛は言い放ちます。

この下りはなんとなく身につまされます💦

小兵衛演じる藤田まことさんと、大治郎演じる渡部篤郎さんのやり取りが心地よい作品です。

大治郎が武者修行から帰ると、小兵衛は19歳の村娘と結婚していて(村娘の役者さんは「おしん」の方です😯)、自分より年下の母上と、旅から帰ったら変な方向にユルくなってた父上に翻弄される堅物の息子が、コミカルで良い感じ

時代劇苦手という方にも是非😉👘