108回太陽礼拝☆

今年もあれよあれよという間になぜかもうすぐお正月。

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そしてヨガの年末といえば、108回太陽礼拝。

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皆さんは参加されますでしょうか?。

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私は頭を上げ下げするとフラフラする質でして。

起立性低血圧ってことなのかなー。

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なので参加したことがなく、先生としてクラスをやってくださいと依頼をいただいたこともあったのですが、辞退させていただいております。

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先生ならカウントしとけばよいのでは?

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と、思われるかもしれませんが、生徒さんが一生懸命してるのに、自分はなにもしないというのもなんか居心地が悪いというかなんというかなので、得意な先生方にお任せしております。

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ということで、外野からですが太陽礼拝のコツをひとつ。

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タダーサナから腕を挙げる際、特に前から挙げるときに、一旦後ろに引いてから挙げる方がいらっしゃいます。

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そういうときって手に意識が無いときなんですよね。

マインドフルではない感じ。

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キチンと指先まで意識があれば、今ある手の位置から挙がります。

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ボクシングのテレホンパンチと同じですね。

初心者は、フットワークや相手の動きに意識を持っていかれて、拳の意識が無くなるので、パンチを打つときに一旦引いてからしかパンチが出せなくなります。

格闘技や武術では、そういう状態を「スキがある」といいます。

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もし自分にそういうクセがあることに気づいたら、今ある位置から動かすことを意識してみてください。

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・腕を上げるときと、下げるときの軌道は同じ

 ところを通っているか?

・腕のスピードは一定か?

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こういうところまで意識的であることで、グッとアーサナに、自分の内側に集中することが出来るようになります。

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「サーンキヤ哲学」では入出力器官である「感覚器官(インドリヤ)」と「運動器官(カルメーンドリヤ)」らの情報を司るのは表層意識「マナス」であるとされています。

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ほんのちょっと「マナス」に意識を向けてください。

アーサナの質が変わってきますよ。

 

こういう感覚練習の積み重ねが、プラティヤハーラ(制感)につながっていくのだと思います。

 

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全身隅々まで意識が行き届いている人の太陽礼拝は、美しい。

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今年一年の集大成、がんばってください。