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あれから10年

東日本大震災から10年。

 

亡くなられた大勢の方々の御冥福と、被災された方々の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

 

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その日、まだIT企業に勤めており、ビルの二階で作業していましたが、かなり長時間、横揺れが続きました。

 

当時のお客様はグローバル企業で世界中にネットワークが繋がっていました。

 

揺れている途中から「これは通信に影響が出る」と思って、パソコンでネットワークが生きてるか確認したところ、関東各地からの通信が帰ってこないことがわかり、いっきに緊張感が高まったのを覚えています。

 

このときから、また世界が変わった、世の中の空気感が以前と違うようになったと感じました。

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私は昭和後期の生まれですが、こういう時代の変化はいくつもあったと思います。

 

高度成長期からバブル時代とその崩壊、昭和天皇崩御、ソビエト連邦・ベルリンの壁崩壊、地下鉄サリン事件、インターネットの普及、神戸淡路大震災、東日本大震災、そして今回のコロナなど。

 

思えば時代の感覚って、常に変化していることに気がつきます。

 

周りの変化に対応する柔軟性と、流されない芯を持って、生きていけたらと思います。

その芯にヨガの考え方があると、自分の判断・行動の指針となり、結果に囚われない、拘らないようになれる。

 

起きたことに「試練」とか意味を付加しない。

体験にカルマを付けない。

付ければそれが拘りになってしまう。

 

ただこれまでの平穏や幸せに感謝し、これから自分のすべきことを粛々と行っていく。

そういうことなのかな、と思います。

 

世界が平和でありますように。

 

Om shanti Om