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型のチカラ

昔、ちょっとだけ「居合」をしたことがあります。

体の使い方・開き方を学ぶ道具として日本刀を使っただけなので「抜く」練習だけで「切る」ことはしていなのですが。

日本刀は「長さ」や「反り」は違いますが、基本的な形は同じです。
その道具をどう使うのか?
道具を抜き易く、使い易いように進化させるのではなく、道具という動かないものに身体を合わせる。
そのための型を追求する。
当時は解りませんでしたが、最近はそこに日本的な考え方、文化があるのだと思えるようになりました。

弓道の弓、空手の型も同様なのかなと。

なにか固定された不自由なものに自分を合わせる。
自分を変えなければうまくいかない。

それって人生もそうなのかな。

他人は変えられない。
死ぬ運命も変えられない。

そうであれば、自分を変えるしない。

「守・破・離」という考え方があります。

最初は型を守り、その意味を知った後に、それを超えていく。

人を成長させるプロセスというのかな。

そんな思いで、もう一度、弓道・空手・居合もしてみたい。
茶道・華道・書道なんかもしてみたいです。

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僕の中国武術の老師は、最初会ったときは、動きもダラダラしてるし、突きも蹴りもフニャフニャしてるので、この人ホントに強いのか?、としばらくは疑っていました🙇‍♂💦

老師が亡くなった後、老師の昔の練習仲間の方が、20年くらい前に老師と一緒に練習した動画を送ってくださいました。

その動画では、老師の動きはメリハリがハッキリしていて、突きも蹴りもドスン!と迫力がありました。

ただ、動きは20年前の方がカッコいいですが、亡くなる直前の老師と20年前の老師が戦ったら、明らかに亡くなる直前の老師の方が強いだろうな、と思えました。
これは、一緒に動画を見ていた他の弟子たちも同じだったようです。

「守・破・離」の「離」までいってる状態だったんだろうな、と思います。

そういうのを見せてくれる、教えてくれる。

貴重な体験だったと思うし、もっと学んでおけば、とも思う。

みたいな(=゚ω゚)ノ

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コメント: 2
  • #1

    川邉素子 (土曜日, 18 9月 2021 08:40)

    おはようございます。以前、先生のクラスをスタジオヨギーで受講していました。
    今は、スタジオに行くのが難しく、ヨギーエアでヨガ続けてます。
    ブログを拝見して、
    「なにか固定された不自由なものに自分を合わせる。
    自分を変えなければうまくいかない。」のところですが、
    ストレスの原因になる人間関係において、参考にさせていただきます。
    ありがとうございました。

  • #2

    Takashi (土曜日, 18 9月 2021 19:36)

    素子さん
    コメントありがとうございます。
    なにか人生のヒントになったなら幸いです^^
    コロナ明けたら、またスタジオでお会いしましょう。