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海の日の哲学

みなさん、海の日はいかがお過ごしでしたでしょうか?
海に山に楽しく過ごされた方もたくさんいらっしゃると思います。
私はというと、元来インドアな人間ですので、部屋に引きこもって本を読んでおりました。
 
暑い日に窓の外の日差しを感じながら、エアコンの効いた部屋でコーヒーを淹れ、好きな本を読んで思慮に耽る・・・
私にとって最高の休日なのであります。
 
この日はインドの哲学について、頭の中を整理していました。
 
年々知識は増えてくるのですが、理解がイマイチ甘いために、古い知識と新しい知識との整合性が取れなくなってきたり、理解していたと思っていたことが、実は誤解だったと気付いたりと、いろいろ粗が出てきます。
 
コーヒーをゆっくり飲んで優雅に読書とはいかず、部屋中の哲学書を引っ張り出して、メモを取りながら「これなんだっけ?」「あれどういう意味だっけ?」とバタバタしているうちに、気付いたら10時間くらい経ってました。。。。
 
哲学は難しい、という話をお聞きします。
確かに難しいですが、私の印象では難しさより「複雑さ」の方が、理解を妨げる原因になっているように思います。
 
特に日本語訳にされた言葉が「一元論」「二元論」とか「形而上学的○○」など直感で理解し難いものが多いのも、原因のひとつだと思います。
 
そんなときは、メンドくさいと思っても、単語ひとつひとつを辞書で調べながら読むことをおすすめします。
 
例えば「一元論」の「一元」について、ただ漠然と「同じという意味?」という理解で読むよりも、「元(もと)は一つ」(事物の根源がただ一つであるということ)という理解で読む方が、文章の持つ意味をより深くイメージすることがでいるようになると思います。
 
こうして曖昧さを排除していくことで、難しく感じる文章も、理解し易くほぐしていくことができるのかと。
 
個人的には、夏はなにかひとつのことを決めて行うのに適した季節だと感じます。
夏休みの宿題のイメージが刷り込まれているのかもしれません。
 
哲学書を読んでもよし。
朝・晩に、近くのお寺での座禅会を探して、参加してみるもよし。
 
みたいな(=゚ω゚)ノ