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「ホモ・デウス(上)」読了しました

ホモ・デウスの上巻を読み終わりました!
こういう本はスラスラ読めるときと、まったく頭に入らないときがあるので、今回は調子が良かった方です。
前作「サピエンス全史」を読んでいたからかな、と思っています。
 
内容はとても面白かったですが「サピエンス全史」ほどの衝撃は無い感じ。
その分、哲学的な部分や脳科学的な本を読んでいたため、理解はし易かったです。
ホントに読みたい部分は下巻らしいので、その辺に期待です^o^。
 
哲学的・脳科学的な部分での収穫は、2016年時点(執筆時)で、どこまで科学的に解明されているのか?ということについて。
 
著者は「心と意識について科学的にわかっていることは驚くほど少ない」とした上で「意識は脳内の電気化学的反応によって生み出され、心的経験は何かしら不可欠なデータ処理機能を果たしているというのが現在の通説だ。とはいえ、脳内の生科学的反応と電流の寄せ集めが、どのように苦痛や怒りや愛情の主観的経験を生み出すのかは、誰にもまったく想像がつかない」といっています(P137)
 
上記についての科学的な解説は長くなるので、詳しく知りたい方は是非お読みください^o^。
 
心と意識がどのように発生するのか?なぜあるのか?は、インド哲学で重要なテーマです。
それを知ることで、どのように心と意識に向き合うのか、心の問題にどう対処できるのかの大きなヒントになるだろうと思います。
 
サーンキヤ哲学的には、プラクリティの存在はプルシャのため、ということになるのでしょうか。
 
そういうことを考えるきっかけに、哲学書やこのような本を読んでいる感じです。
 
下巻も楽しみです^o^