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ダルマ(dharma)について

インドには「ダルマ(dharma)」という考え方があります。
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「法」や「倫理」「義務」、仏教では「教え」などとも訳されるそうですが、本来の語意は「支える・維持する」というニュアンスだそうです。
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ちょっとピンとこないですが
「その存在を支えているもの」
「そのものが、そのものであるために必要なもの」
といった感じです。
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例を挙げますと、仏教でダルマは「教え」として訳されますが、これは仏教徒、お坊さんをお坊さん足らしめているものが、仏陀の教えであることを示しています。
仏陀の教え無くして、お坊さんは存在できません。
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私達は社会・家庭などそれぞれの場で役割を持っています。
その役割にそれぞれのダルマがあり、そのダルマを遂行すること、ダルマに沿った生き方をすることが、心の平穏をもたらす、幸せに繋がるという考え方です。
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これを行うのに助けとなるのが「カルマ・ヨガ」であり「ヤマ」「ニヤマ」であると思います。
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これに反してしまったとき、人の心には「後ろめたい」感情が芽生えてきます。
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この「後ろめたい」、負い目のような感情は意外と強いもので、常になにかに責められているような感覚となり、自身の自尊心も傷つけます。
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会社勤めをしていたときの飲み会で、よく愚痴も聞きましたが、今思うと、やるべきことをしなかった、出来なかった、その負い目について「言い訳」をしているのかな〜というのがとても多かったように思います。
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また、これらのことは、瞑想する前に知っておきたい、心の状態を自身で把握しておきたい、と感じています。
こういう感情が強く残ったまま深い瞑想をするのは危険なように思うからです。
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瞑想のトレーニングなどに参加すると、最近は哲学を深めずに瞑想する人が増えているように感じます。
もし瞑想中に自分の感情のコントロールが効かなくなるような感じがしたら、一時瞑想を中止して、自分の感情を見つめ直すことをお薦めします。
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ダルマに沿った生き方。
ヨギー・ヨギーニとして生きるために、まず自身のダルマを知ること。
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難しく考えずに、出来ることから、コツコツと😙✨
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だいたいそんな感じ(=゚ω゚)ノ