ヨガの思い出~。
どの業界にも優秀な方っていらっしゃって、そういう人に限ってえらく個性的だったりしますよね。
今日はそんな方のお話。
昔、まだイントラとして経験の浅い頃。
某ヨガスタジオでクラスをさせていただいていたことがありまして。
そのスタジオはシーケンスの決まった固定のプログラムが複数あり、本部の先生の試験を受けて合格しないとそのプログラムが出来ない、という仕組みになっていました。
私は2つのプログラムをA先生という方から合格いただきましたが、このA先生というのがなかなかの方でして。
豪放磊落というか、竹を割ったような性格でチャキチャキ江戸っ子?みたいな。
で、Aさんに最初のプログラムの試験を受けたとき。
確かAさんと会うのは3回目くらいで、その前に僕のアーサナは見ていたと思います。
そのプログラムの一部を抜き出して10分くらい?先生の前でクラスをしたと思いますが、フィードバックの第一声が「フローになってない」でした。
A先生曰く、前に私のアーサナも見ているので、あんたのアーサナ、インストラクション、アジャストは問題ないのはわかってるから、それらについてはあんたに任す、って言うんです。
それはそれで「それでいいのか?」とも思いましたが、それより、ひとつのアーサナに掛ける時間が長い、与える情報量が多い、ということでした。
このアーサナに何秒、その間に与える情報はいくつ。
そういうのを的確に、具体的にパパっと指摘してくれて、なるほど~ってなりました。
今のボクシングって、試合をビデオに撮っていて、1ラウンドに何発パンチを出すか、ジャブ何発、ストレート何発とか計算をしていて、それを元に研究・分析するんですよね。
A先生の話って、そんな感じ。
もしイントラの方で、自分のクラスがなんかしっくりこない、〇〇先生のクラスはなんで気持ちいいんだろ?、自分のはなんでそうならないんだろう?とかお悩みの方は、一度このような視点で見直してみるのもいいかもです。
ただそういう個性的な人って、いきすぎるところもあって。
2回目の試験のとき、A先生と私ともうひとり女性の方がいらっしゃって。
その女性方、他のスタジオで私のクラスに出てくれていた方で、当日会って「お~偶然!」みたいなことになってたら、A先生が、
「タカシさん、知り合い?」
「はい、こうこうこういうことで」って説明したら
「じゃぁその子、タカシさんがテストしてあげて」って。
「え?」ってなったんですけど「いいからいいから」みたいになって。
「僕の試験は?」って言ったら「タカシさんはできるのわかってるからもういい」って。
そのままスタジオに後ろの方でノートパソコンで仕事しだしちゃって。
で、そのまま2人とも合格ってことになっちゃったんだけど。
まぁそんなこともあったかもしれないな~。
いやぁ~僕の記憶違いかな~。
っていうお話。
みたいな(=゚ω゚)ノ
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